１．九州支部功績賞
該当なし。
２．九州支部論文賞
（１）日本産業技術教育学会九州支部論文集第18巻(2010)、19～26ページ
「中学校で使用可能な金属材料の簡易抗折試験機の開発と授業実践」
著者：三根 信幸氏（福岡教育大学大学院生）、川村 拓也氏（福岡教育大学大学院生）、
福本 貴史氏（元福岡教育大学学生）、小重 貴氏（元福岡教育大学学生）、
山本 信氏（元福岡教育大学学生）、古川 稔氏（福岡教育大学）
授賞理由：著者らは、本研究論文において中学校教師が自ら製作可能ないくつかの簡便な金属材
料用の強度試験機を新たに開発し、使いやすさ等の観点から比較検討を行い、中学校
で授業実践を行うとともにアンケート調査結果から良好な結果が得た。この功績は、
産業技術教育の発展に著しく貢献したものと認める。よって、その功績を称え、
著者のうち、本支部会員である三根 信幸氏、川村 拓也氏および古川 稔氏の３名に
論文賞を授与する。
（２）日本産業技術教育学会九州支部論文集第18巻(2010)、41～46ページ
「水処理技術を用いた教材の可能性」
著者：藤本 登氏（長崎大学）
授賞理由：著者らは、本研究論文において、環境対策が求められる食品業界等で注目される小型
オゾン処理装置の基本性能を明らかにすると共に，同装置を用いて水処理に関する授
業実践を行った。その結果，オゾン発生量は素子温度と高電圧発生体への印加電圧に
よって制御できることを示した上で，学校で使用する赤色102号水溶液の分解処理実
験装置が低価格で製作できることを明らかにした。この功績は、産業技術教育の発展
に著しく貢献したものと認める。よって、その功績を称え、ここに論文賞を授与する。
３．九州支部教育研究奨励賞
（１）萩嶺 直孝氏（熊本大学教育学部附属中学校）
授賞理由：日本産業技術教育学会九州支部論文集第18巻（2010）に掲載の萩嶺 直孝氏ほか２名
の執筆による研究論文「中学校技術科「プログラムによる計測・制御」の学習指導
における評価基準の開発 －生徒の学習状況を把握するためのルーブリックの構成－」
は、技術科教育の発展に対する貢献が大きいものと認める。よって、その功績を称え、
ここに教育研究奨励賞を授与する。
４．学生優秀発表賞
（１） 東 天童 君（熊本大学大学院生）
講演題目：D21 中等教育におけるロボットコンテストによる技術観・職業観の育成効果
共同研究者；熊本大学 田口 浩継
（２）堀川 隆司 君（熊本大学大学院生）
講演題目：D22 技術分野のガイダンス的な内容とする木材の自己接着を活かす授業実践
共同研究者：熊本大学 楊 萍
（３）友松 義徳 君（琉球大学大学院生）
講演題目：D24 工業科「課題研究」におけるルーブリックの作成
共同研究者：琉球大学 福田 英昭
（４）久間 文仁 君（熊本県立技術短期大学校学生）
講演題目：C12 コイルねじ駆動氷削り機の設計製作
共同研究者：熊本県立技術短期大学校 大坪 武廣
（５）吉田 健二 君（大分大学大学院生）
講演題目：B22 平鉋削り指導のための基礎的研究Ⅴ ー平鉋削りにおける体重移動ー
共同研究者：大分大学 （院生）藤沖 零士、田中 通義
（６）馬場 徹朗 君（大分大学大学院生）
講演題目：E11 Ｃ言語を用いたPICマイコンによる制御実習
～工業高校生の興味を引く教材の開発～
共同研究者：大分大学 谷野 勝敏、大分県立中津東高等学校 羽田野 修一
（７）永田 元斗 君（東海大学大学院生）
講演題目：C13 低温水式偏心二重管熱サイフォン放熱器の伝熱特性に及ぼす液溜りの影響
共同研究者：東海大学 小佐井 博章
（８）長瀬 輝彰 君（東海大学大学院生）
講演題目：C15 水の楽器の低周波音改善の為の基礎研究
共同研究者：東海大学 （院生）戸高 敬史、中園 与一、大内 可人
（９）塩田 登志彦 君（福岡教育大学大学院生）
講演題目；S04 多機能型ロボット教材の開発
共同研究者：福岡教育大学 梅野 貴俊、九州産業大学 下戸 健
（10）宇野 朱里 さん（福岡教育大学大学院生）
講演題目：B12 スギ圧縮ダボ接合による木製平パレットの製造に関する研究
―屋外暴露による劣化状況とそのパレットを原料とするパーティクル
ボードの製造―・
共同研究者：福岡教育大学 大内 毅
（11）小原 賢亮 君（長崎大学大学院生）
講演題目：D23 長崎県における技術科の学習環境と題材に関わるアンケート調査結果について
共同研究者：長崎大学 藤本 登、武藤 浩二、古谷 吉男
日本産業技術教育学会九州支部