【2013年度表彰者一覧】
1.九州支部功績賞
 (1)中園 与一氏(東海大学)
   授賞理由:中園先生は、2002年度から2005年度の2期4年間、支部長を務められ、その後、2006年度
   から2013年度までの8年間、支部監査を務められた。支部長時代は、特に支部論文集に掲載され
   る論文の質および量の充実に邁進された。それに伴い掲載論文数も増加し現在に至っている。
   また、ご自身も多数の論文を発表されている。このように、支部の発展に貢献され、支部功績賞
   に相応しい人物として多大な功績を残された。そこで、その功績を称え、ここに功績賞を授与する。

      
2.九州支部論文賞
 (1)日本産業技術教育学会九州支部論文集第20巻(2012)、27〜34ページ
    オンライン型プローブパーソンシステムにおける位置情報送信タイミングの検討
   著者:八尋 剛規氏(東海大学福岡短期大学)
   授賞理由:オンライン型プローブパーソンシステムに適した位置情報送信タイミング決定アルゴリ
   ズムについて、針路の変化に注目した3つの手法を提案するとともに、実際に自動車等で移動した
   ときの走行軌跡をサンプルデータとし、それぞれの手法についてシミュレーションを行い、その有
   効性について検証された。その結果、タイマー機構の採用や副次的に得られる値をトリガとするこ
   とでより適切な解が得られることを明らかにされた。これは、情報分野において、著しく産業技術
   教育の発展に貢献されたものであると考える。よって、本支部会員である八尋 剛規氏(東海大学
   福岡短期大学)の功績を称え、ここに論文賞を授与する。

3.九州支部教育研究奨励賞
 (1)河野 哲志氏(宮崎大学教育文化学部附属中学校)
   授賞理由:日本産業技術教育学会九州支部論文集第20巻(2012)に掲載の河野 哲志氏の共同執筆
   による研究論文「自律型ロボットの利用を想定した計測・制御の学習に対する教師の意識調査」
   は、技術科教育の発展に対する貢献が大きいものと認める。よって、その功績を称え、ここに
   教育研究奨励賞を授与する。

4.学生優秀発表賞
 (1)山口諒介君(長崎大学大学院生)
   講演題目:D16 中学生にリスク概念を形成する意義と授業実践による評価
   共同研究者:長崎大学 藤本登、藤木卓、長崎大学教育学部附属中学校 神崎悠輔

 (2)若杉亮太君(東海大学大学院生)
   講演題目:B17 溝付き二重管ヒートパイプの性能予測
   共同研究者:東海大学 小佐井博章

 (3)酒井寅平君(大分大学大学院生)
   講演題目:D19 環境・防災意識に焦点をあてた実践的・体験的な学びの効果
          −エネルギー変換領域における実践体験群と非実践体験群の比較から−
   共同研究者:大分大学 島田和典

 (4)知識綾良君(熊本大学大学院生)
   講演題目:D13 タブレット型情報端末における園児・生徒の操作スキルに関する研究
   共同研究者:熊本大学 塚本光夫

 (5)坂西法和君(熊本大学大学院生) 
   講演題目1:A15 製作品の構想場面における思考力・判断力・表現力等の育成(1)
           −日常の授業からの継続的・系統的カリキュラムの検討−
   共同研究者1:熊本大学 西本彰文、田口浩継
   講演題目2:A16 製作品の構想場面における思考力・判断力・表現力等の育成(2)
              −協同学習と教材・教具の効果−
   共同研究者2:熊本大学 西本彰文、田口浩継

 (6)原英幸君(福岡教育大学大学院生) 
   講演題目:C18 中学校で使用可能な金属材料用簡易引張試験機の改良と授業実践
   共同研究者:福岡教育大学 古川稔

 (7)浪形真久仁君(福岡教育大学大学院生) 
   講演題目:D10 タブレット型端末を想定した試験環境における問題ファイルの
        自動生成について
   共同研究者:福岡教育大学 白石正人

 (8)日高栄作君(第一工業大学学部生)
   講演題目:C27 鍼灸技能者のスキル抽出に関する研究
   共同研究者:大分大学 (院生)荒巻巧徳、鹿児島第一医療リハビリ専門学校 石賀周一、
         第一工業大学 難波礼治


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