【2018年度表彰者一覧】
1.九州支部功績賞
 
 (1)大迫 靖雄氏(熊本大学名誉教授) 
   
   授賞理由:大迫氏は,平成6年度から平成11年度にかけて日本産業技術教育
   学会九州副支部長を務められ,支部の発展にご貢献されると同時に,日本産
   業技術教育学会評議員他の役職を歴任し,木材研究と技術教育の発展に尽力
   されました。これまでの数々のご貢献に対して平成30年春の叙勲で,「瑞宝
   中綬章」を受章されました。これらの功績により,九州支部功績賞に相応し
   い人物であると認め,ここに本支部功績賞を授与する。

 (2)東 徹氏(熊本大学教授) 
   
   授賞理由:東氏は,平成26年4月より4年間,日本産業技術教育学会九州支
   部支部長として事務局全般の運営を指揮され,その間,九州支部論文集の電
   子化など,九州支部事業の発展に著しく貢献されました。よって,これらの
   功績により九州支部功績賞に相応しい人物であると認め,ここに本支部功績
   賞を授与する。

(3)塚本 光夫氏(熊本大学教授) 

   授賞理由:塚本氏は,長年にわたり日本産業技術教育学会九州支部会員であ
   り,平成26年には九州支部論文賞も授与されております。特に,平成26年
   4月より4年間,九州支部幹事として会計事務処理,九州支部総会運営,会
   則変更及び支部論文集の編集等の九州支部事務局全般の業務を担い,さらに
   九州支部論文集の電子化に直接携わっていただき,九州支部事業の発展に著
   しく貢献されました。よって,これらの功績により九州支部功績賞に相応し
   い人物であると認め,ここに本支部功績賞を授与する。
      
2.九州支部論文賞
 (1)日本産業技術教育学会九州支部論文集第25巻(2017),19〜25ページ 
   「ヒョウタン」を利用したものづくり教材の開発―栽培および果実の収
   穫後処理に関する検討―
   著者:祖母仁田 湧氏(福岡教育大学大学院) ,平尾 健二氏(福岡教育大学)

   授賞理由:著者らは,栽培し収穫した「ヒョウタン」をものづくりの材料として
   活用することができる教材を開発しました。教材として適した品種を比較栽培す
   ることで明らかにし,また,栽培方法や後処理法についても提案しています。こ
   の功績は,産業技術教育の発展に著しく貢献したものであると認め,ここに本支
   部論文賞を授与する。

3.九州支部教育研究奨励賞
 (1)日本産業技術教育学会九州支部論文集第25巻(2017),125〜131ページ 
   エネルギー変換の技術を用いた製品の分解・組立活動によって設計の
   工夫を読み取らせる学習指導方法に関する実践的検討
   著者:萩嶺 直孝氏(八代市立第六中学校,現 大分大学) 

   授賞理由:エネルギー変換の技術を用いた製品の分解・組立てを題材として設定
   し,技術に込められた問題解決の工夫を読み取る学習を行う際の指導法の違いに
   よる学習効果の差異を実践的に検討することにより,生徒の実態や指導意図に応
   じて,指導法を適切に使い分ける必要があることを示しました。これは技術教育
   分野において著しく産業技術教育の発展に貢献されたものであると認め,本支部
   教育研究奨励賞を授与する。


4.学生優秀発表賞
 (1) 水門 博一君 (福岡教育大学大学院)
   講演題目 :A10 アクティビティ図からJavascriptプログラムを生成するWebアプリケーション 
   共同研究者:福岡教育大学 白石 正人氏 
 
 
 (2) 吉村 光平君 (大分大学大学院)
   講演題目 :B15 長野県諏訪市における中学校ものづくり学習に取り組んだ生徒の反応 
   共同研究者:大分大学 中原 久志氏,市原 靖士氏,信州大学 村松 浩幸氏,兵庫教育大学 森山 潤氏 
 
 
 (3) 菊池 豊君 (熊本大学大学院)
   講演題目 :B16 技術科教育における資質・能力の育成を目指したカリキュラムの開発に関する研究 
   共同研究者:熊本大学 田口 浩継氏 
 
 
 (4)惠谷 林太郎君 (鹿児島大学大学院) 
   講演題目 :B21 伝統的技術に対する中学生の意識 ―薩摩琵琶を事例として― 
   共同研究者:鹿児島大学 寺床 勝也氏,鹿児島大学附属中学校 土屋 雅宏氏 




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