第9回 学会屋台 Let's join in!
2012年9月2日(日) 10:45〜11:55 L202教室
概略スケジュール表はこちら
「学会屋台」の企画は今回で9回目を迎えました。屋台の魅力は見て,触って屋台主と気さくに意見交換できることにあります。今回は学会員の皆様の協力を得て以下のような5台の屋台が出店予定となっております。
一般の方々にも無料にて公開しております。皆様の積極的なご参加・交流を願っております。
【屋台】 9/2 10:45-11:55 L202教室
【学会屋台1】 |
スターリングエンジンの利用と教育用教材 |
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提案者: 戸田富士夫(宇都宮大学)、白木輝正 |
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高輝度LEDの排熱回収エンジンのデモンストレーションを行う.またビー玉エンジン自動車並びに教材キットを展示する.屋台では来訪者とスターリングエンジン発電機を利用した応用例等について討議する.さらにスターリングエンジンの作り方についても指導し,このエンジンの普及に努める. |
【学会屋台2】 |
【本件のみN331教室】温故知新から学ぶ我が国の技術教育(II)-教育史の視点を取り入れた教育課程の政策提言を目指して- |
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提案者: 木下龍(千葉大),大谷忠(東学大)・谷田親彦(広島大) |
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技術教育研究には,教科や教育課程のあり方に強く関連するアプローチとして,過去の教育政策や教育課程を認識・解釈して再検討を試みる,温故知新による「歴史的アプローチ」が挙げられる.しかし,これまで本学会では,今後の教育課程政策に有用な指針を与えるような「歴史的アプローチ」の研究は,他に比して少ない.現在の普通教育としての技術教育が置かれる困難な状況を打開するためには,本学会が網羅する研究領域で得られた知見を,実際に導入していく政策的なストラテジーが重要になる.
そこで2011年度と同様に本屋台では,技術教育に対して「歴史的アプローチ」を用いて研究を進める研究者から,各研究領域における概要を解説いただき,今後の政策的なストラテジーを議論する上での共通認識を図る.また,このような活動を通して,我が国の技術教育における唯一の学術団体として,政策提言に向けた基盤形成・ネットワーク作りを試みたい. |
【学会屋台3】 |
生物育成教材の紹介(静岡大学) |
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提案者: 藤井道彦(静岡大) |
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学習指導要領の改訂により,本年度から生物育成が必修化されましたが,これまで生物育成を扱ってこなかった学校現場においては,実施に当たり戸惑いが多いように思われます.生物育成に不慣れな現場教師でも手軽に実践することのできる教材の開発についての研究を行っています.本屋台では,実物やパネルの展示,また,簡単な実験など,生物育成教材の紹介を行います.
日本や世界の多様なイネ品種の展示,もち米とうるち米の比較実験,身近な道具で簡単にできる脱穀・籾すり・精米,水分条件による発芽の比較実験,自分で作る稲わら堆肥と生ごみ堆肥,栽培した作物から生成したバイオ燃料や鉢植えのゴマ,緑のカーテンなどの写真なども展示する予定です.
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【学会屋台4】 |
小学校委員会の取り組み |
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提案者: 土井康作(鳥取大),森山潤(兵庫教育大),大谷忠(東京学芸大) |
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小学校委員会では,これまで児童期を対象としたものづくり教育・技術教育の重要性を指摘するとともに,さまざまなものづくり教育実践を紹介してきました.本年度は次期の学習指導要領改訂に向けた取り組みとして,次の諸点について報告します.①これまで小学校で行われてきた先進的ものづくり教育実践の取り組みの分析.②大学における小学校教員養成の教育課程の構築に向けた取り組み.③小学校におけるものづくり教育調査研究.④小学校向けのものづくりの教材開発.⑤小学校教員に向けた免許更新講習における取り組み.⑥地域におけるものづくり活動について.小学校のものづくり教育のあり方を参加者とともに語り合い,そして,各地に小学校のものづくり教育の実践を広めていきたいと考えております.是非,多くの方においで頂ければと思います. |
【学会屋台5】 |
教材展示 |
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提案者: 芦田肇(アシダ) |
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簡易NC加工機・・昨年に引き続きの展示ですが,今年は応用範囲の拡大とその成果を紹介します.
特にデータ作成にCADソフトも利用できるようになったことで,従来のCNC加工の体験教材としてだけでなくラピッドプロトタイピング装置としての活用例を紹介します.
消費電力量リミッター・・ロボコン用ロボットをエネルギー学習用に利用できる教材です.
その他,栽培と制御に関する教材も紹介します. |